私欲がある者は、大成できない!!

 

 

みなさん、こんにちは。

人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

 

哲学の源  vol.69

 

私欲がある者は、大成できない!!

 

最近、読んだ本からの話。

みなさんは、ケマル・パシャさんという人をご存知ですか?

私は恥ずかしながら全く知りませんでした。

ケマル・パシャさんというのは、トルコをイスラム世界から切り離し(政教分離に成功し)たイスラム世界で最も早く国民主権を樹立した稀有な国家を導いた偉大な指導者なんです。

今回ご紹介する本は、大島直政(著)「 ケマル・パシャ伝 」です。

1984年の本ということでヴィンテージに相当しますが、内容は読みやすかったです。しかも、ケマル・パシャさんが実際に活躍されていた当時のことを知っている人たちから当時の状況を著者自身がインタビュー出来たという点でも非常に正確な史実として描写されていたことも好感が持てました。(本書でもたびたび指摘されているのですが、海外のケマル・パシャさんに関する本は史実と異なる点も多いようです。)

私もインドネシアから働きに来ている若者たちと一緒に仕事をするようになってからほんの少しはイスラム教のことを勉強したことがありましたが、ゴテゴテのイスラム教の世界観というのは今回ご紹介する本を読んで初めて知ったのです。

本書によると、ゴテゴテのイスラム教の世界観というのは(どの宗派も)法律よりも今までの習慣の方をより重く重要視するようです。しかも、この習慣というのもかなりクセモノらしく、昔の宗教学者や指導者がコーランの解釈を自分たちの都合の良いように解釈して決めていたような類の事柄もかなり多いらしいのです。

世界史上では、イスラム世界がヨーロッパからアジアまで支配したオスマン帝国が有名です。

しかし、ケマル・パシャさんが生存されていた時代というの西欧列強(特にイギリスとフランス)から植民地として領土を狙われていた時代だったのです。まるで、日本が江戸時代から明治時代にかけて西欧列強から干渉をうけたようなことをトルコも同じように受けていたようなんです。

そのような状況の中、日本はロシアに戦勝した白人以外の国ということでケマル・パシャさんもかなり日本を注目していたようなんです。

著者は、日本が西欧列強に追いついたのは西欧式の民主主義や資本主義を導入した事によると見破ったイスラム世界で唯一の人物だったんじゃないかという推測で偉人伝を執筆されたのです。

私も本書を読み進めていくうちに、著者がケマル・パシャさんほど真の英雄というのはいないんじゃないか?という問いかけに納得せざるを得ませんでした。

なぜならば、イスラム教の世界観から民主主義という世界に作り替えるというのは神を否定せざるを得なかったのです。こんなこと現代でも不可能というのは9.11を知っている私たちからすれば衝撃なことです。

それをケマル・パシャさんは運良く100年前に実現しちゃったんです。当時はオスマン帝国の王族もトルコにいたんです。しかし、ケマル・パシャさんは私欲が本当になかったのでしょう。それに反し、王族たちは自分たちの欲が強すぎたのです。結果として、自分たちの欲が民衆にバレて国外に逃げざるをえなくなったことで、ケマル・パシャさんはトルコを民主主義の国に作りあげれたのです。

本書を読んで、強烈に思ったのは大きな目標を達成しようとすればするほど自分の欲を捨てなければならないんじゃないか?ということです。

ケマル・パシャさんの一生というのは、本当に私欲がないのです。どうやらお酒と女は好きだったようですが、彼が行った事に比べれば大したことがありません。大好きなお酒が原因で、早死にしてしまったことがトルコにとって一番の悲劇であったと著者は語っています。

政治と宗教の関係について、私たち日本人ほど無頓着な国民はいないそうです。

私たち日本人というのは、それだけで世界の人からすれば稀有な存在だということを学びました。敬虔なイスラム教徒からすれば、無宗教というこ事態がケダモノで、キリスト教や仏教などを信仰している者の方が神様を信じているだけ人間だという感覚は驚きでした。

宗教観だけを見ても私たち日本人が特殊な存在だということは、私たちはもっともっと世界のいろいろな事を知る努力をすべきなんじゃないかとさえ思いました。

みなさんは、イスラムの世界観を知っていますか?

不可能を可能にしたケマル・パシャさんという熱い指導者を知っていますか?

私は、本書を読んでケマル・パシャさんのように私欲を捨てて世の中に貢献する人間になりたいと本気で思いました。

それでは、今日はこの辺りで終わりにしましょう。

最期までお読みくださって感謝します。

本記事は、 5月12日付の 「 2050’s 哲学の源 」の引用です。

 

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