白人富裕層のジレンマとは?

 

 

みなさん、こんにちは。

人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

 

白人富裕層のジレンマとは?

 

先日見た映画の話。

先年のアメリカ大統領選挙では、黒人さんたちによる「 ブラック・ライヴズ・マター 」という運動が日本でも報道されていました。

これは、トランプさんが白人至上主義をあおる言動をツイッター上で行っていた結果と世間では思われています。

しかし、よくよく思い出してみるとアメリカでは白人が黒人を差別していたのはほんの60年前にも普通にあったというのを今回ご紹介する映画は教えてくれます。トランプさんは未だにそういう差別意識を持っていた白人たちに息を吹きかけて煽って自分の表に獲得していたということが理解できます。

話が前後してしまいましたが、ご紹介する映画「 グリーンブック(字幕版) 」を見て感じたことがあります。それは、アメリカでの人種差別という問題は根が深く複雑だということです。(世界の至る所で人種差別問題はありますが、アメリカは歴史的に特殊です。)

本作の内容は、黒人さんを(少し)差別していたイタリア系白人と黒人ピアニストが二人でアメリカ南部をツアー旅行(60年代)した際の物語です。旅行といっても、60年代のアメリカの南部を白人が運転手として一緒に旅行すること自体が色眼鏡で見られてしまう時代というのがこの物語のキモになっているのです。

舞台の62年というと約60年前です。60年前のアメリカでは(今でも公然だったということで上記の運動に繋がったのですが)、警察官ですら公然と黒人に対して差別をしていたというのが本作でも何度か映し出されています。

それでも、黒人だからすぐに排除出来ない白人のジレンマというのも上手く表現されているのです。黒人でも、天才と称されているピアニストなら一度は見てみたい。でも、それはピアノの演奏の時のみに限る。ギャラは少なくして、(南部に)呼び寄せたい。北部の白人富裕層と対等な文化を堪能したいとう具合に色々な欲望をこれでもかというほど詰め込んだ内容にしています。それでも、2時間という長さを感じさせない演出は見事だと思いました。

本作を見て一番刺激的な印象に残ったことは、白人富裕層達の文化や教養への憧れというのが私たち日本人以上に強烈に持っていたということです。(もしかしたら、日本人富裕層でも文化・教養への憧れは強いのかもしれません。それを私が知らないだけなのかもしれません。)

私は本作を見る前は、白人と黒人が人種差別を乗り越えて仲良くなるという内容というのはだいたい知っていました。実は、そのあたり(差別)に関しては過激なシーンが少なくて良かったと思ったほどです。若い頃に見た、ジーン・ハックマン主演の「 ミシシッピ・バーニング 」なんて、見ていて本当に怖かったです。差別によって、人間がここまで残虐になってしまうのかと本気で恐ろしく感じたことを思い出しましたから。そういう意味では、今回の「 グリーンブック(字幕版) 」は、吐きそうなほどの恐怖感を煽っていないので老若男女にもお勧めしやすい内容となっています。

黒人差別の物語と言っても、主人公がクラシックのピアニストという立ち位置だったからともいえます。警官たちの理不尽な対応に対して、彼がとった対応のエピソードの一つに友人のケネディ大統領に助けを求めて電話をするというオチもありますから。

ケネディ大統領と友達になれた黒人ピアニストというのが、本作の物語のもう一つのキモだと私は思いました。

天才であれば黒人でも認めなければならないし、自分たち(白人)にない教養の先生として招かなくてはならないという差別と教養は必要だという白人社会の意識下でのジレンマというのを上手く表現・演出している作品に仕上げているのです。

初めは乗り気じゃなかった黒人の運転手というのも、お互いが話し合うことで次第に打ち解けていくストーリーは見ていてほのぼのとします。

人種差別は、アメリカの複雑な問題の一つです。

簡単には解消しませんが、だからこそ啓蒙活動をしねければならないというハリウッドのスピリッツを感じました。

こういうアメリカのスピリッツがまだまだ健在だったというところが、アメリカの面白いところです。やっぱり、アメリカはすげ〜〜って思ってしまいます。

それでは、今日はこの辺りで終わりにしましょう。

最期までお読みくださって感謝します。

 

あなたが大好きです。

クリックをするとブログランクアップにつながり今後の励みにつながります。

よろしくお願いします。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 最高の人生へ
にほんブログ村

 

Amazonにて、電子書籍販売中!!

こちらもご贔屓お願いします。

40代、映画と読書の楽しみ方 Kindle版

2050’s 哲学の源 vol.9 〜 vol.16  Kindle版

2050’s 哲学の源 vol.1~8 Kindle版

 

 

___________________________

 

Life100年研究所 メルマガ通信   https://www.mag2.com/m/0001685345.html

2050’s 哲学の源   https://www.mag2.com/m/0001690175.html

note             https://note.com/kataru100y

Instagram     https://www.instagram.com/kato.tora/

ツイッター   https://twitter.com/katotoranosuke1

メルカリ        https://www.mercari.com/jp/u/821066601/

ミンネ   https://minne.com/@toranosuke-1

 

本記事は予告なく有料記事になります。

その際、引き続きお読みいただく場合は会員登録をお願いいたします。

 

_________________________________

 

Follow me!

コメントを残すにはログインしてください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください