大きなイノベーションの波に乗る準備をしておく
みなさん、こんにちは。
人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。
大きなイノベーションの波に乗る準備をしておく
最近、読んだ本からの話。
今回ご紹介する本は、クレイトン・クリステンセン著「 イノベーションのジレンマ 」です。
本書を読むと、日本はすべての産業といいますか特に日本経済を世界レベルに牽引してきたという自負のある業界こそこのイノベーションのジレンマを抱え込んでいるというのがよく理解できました。
例えば箱根駅伝に使用されたバイクがホンダではなく、BMWだったということでネットでも話題になっていたのは記憶に新しい出来事でした。( 衝撃!箱根駅伝の「白バイ」がいつもと違う!? 先導白バイがホンダでなくナゼBMWに? 参考記事 )
詳細は、本記事を読んでいただくとわかりますが、結局日本メーカーの言い分としては、電動バイクは現時点では割りが合わないから売り出したくないというのが本音みたいです。
この本音は、ライバルのヤマハも同意見のようです。( ヤマハ発動機社長が語る「2輪電動化」の高い壁 参考記事 )
上記の記事を読むとわかりますが、サラリーマン社長って詰んだなと思いました。
もしかしたら、社内の派閥を抑えるので精一杯なのかもしれません。
それか、自分が社長でいる間のことしか考えていないってことです。
実はBMWがEV車で苦戦しているにも関わらず、バイクでは電動化を市販市場に投入しているんです。( 独高級車メーカーが苦戦、時代の変化に追いつけず 参考記事 )
上記の状況になることを、著者のクレイトン教授は20年前から指摘されているのです。それに対する案も出しているんですよ。事業を、スピンアウトとして立ち上げるという具合に。
本書は20年も前からベストセラーとして紹介されている由緒ある本の一つなんです。日本がデフレスパイラルだなんだと騒がれていた時代からの本なんです。私なんか今頃読んだのと言われてもおかしくない状態なんです。
それでも、いめ現在の日本の色々なメーカーの状況ってコロナ禍云々以前の問題なんじゃないの?と声を大にして言いたいくらいです。この状況を見て、焦らない日系企業って何なんだろって思います。もう素人の私から見ても、ヤバイと思うのに、、、。
もう、これが日本の現状なんだと思うと切なくなってきました。
大手企業だからって将来も安心というのは幻想だなと本気で思いました。
そんな中にあってソニーの出井さんが本書を強くお勧めしていたことが腑に落ちました。
電気自動車がイノベーションの匂いがすると本書で書かれていたのですが、それをひっそりと?なのか本気で開発していましたよね。( ソニーがCES2020で発表したEV「VISION-S」に世界が驚いた理由とは? 参考記事 )
このような流れを知ると、ソニーってやっぱりかっこいいな〜〜と思います。特に私のようなウォークマン世代だと流石ソニーってヨイショしてしまいます。
バイクの電動化が困難だと思えても、今現在のバイク市場とは違う市場を発見するかもしれないという発想が日本人にはもっともっと必要なんだと感じました。
ホンダが、アメリカ市場のバイク市場に参入した時のように全く予想していなかった市場からの参入という方法が今後起こらないとは限らないのです。もしかしたら、全く予想もしていない中国のメーカーから起こる可能性も十分にあると思えるからです。
電動バイクには、なんか面白そうな匂いがするという野心家を日本のバイクメーカーは早急に集めて何か面白そうな乗り物を開発出来る環境を与えるようにするのが、日本のバイクメーカーの社長の仕事なんでしょうね。それを怠っているのが現状なんでしょう。だから、高級車市場にしか興味を持たない。そのため、イノベーションの波に乗り遅れるという負の波に乗っているようにしか見えないんです。
素人から見れば、上記のように思えるのが日本のあらゆる産業で起こっているのかもしれません。今は、コロナ禍でその問題が見えにくくなっているというのが実情だと思います。
本書を読んで憂慮したことがあります。それは、もしかしたら日系のメーカーで働いている人こそ世界でコロナ禍が落ち着いた後の世界を真剣に考えなければならない状況に追い込まれるかもしれないということです。日本経済を陰で支えてきた人が上記の業界なだけに、コロナ禍の後に起こるイノベーションの波に思いっきり翻弄される可能性も高いと考えられるからです。
この波こそ、かつての産業革命と同等かもしくはそれ以上の衝撃を与えてしまう可能性があると私は確信しています。
これから起こるかもしれない、イノベーションの波に乗れるようにいろいろなことに興味を持って接していこうと思います。
みなさんは、波に乗る準備は出来ていますか?
それでは、今日はこの辺りで終わりにしましょう。
本記事は、 2月 3日付の 「 2050’s 哲学の源 」の引用です。
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