人間の排泄から、世界と文化を考える

 

みなさん、こんにちは。

人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

 

◇◆人間の排泄から、世界と文化を考える◆◇

 

最近読んだ本から。

私の自宅のトイレは下水と繋がっておらず、浄化槽を使って家庭排水や排泄物などを濾過した後の汚泥を回収業者さんに処理をお願いしております。

自宅は建て売りではなく、自由設計だったため業者さんと打ち合わせをした当時、「加藤さんの自宅のトイレは浄化槽をつけなければなりません」と言われて「?」になった記憶があります。

その当時(20代の頃)は、浄化槽という言葉も知らず調べることも非常に困難でした。(30年前は家庭にパソコンとインターネットが繋がれているのはまだまだ少数派でした。今でこそ、スマホでググると簡単に調べられますが当時は色々な本を読みあさってやっとイメージが出来た記憶があります)

また現在の仕事柄、下の世話をする機会が多い( 介護職のため)ので、人間の排泄行為の歴史に少なからず興味がありました。

そのような流れで今回トイレを考察する本を探し見つけました。

今回ご紹介する本の題名には文化と考えるという言葉がついているだけに、歴史や世界の民族など多岐にわたる視点で人間とトイレ(排泄行為)に関することがよく調べ上げられ非常に勉強?になりました。

ビル・ゲイツさんもインドなどの急速に都市化した地域に人口が密集しすぎたことで下水処理場の建設が追いつかず、人々が病気になっていることに心を痛めている映画を見たことを思い出しました。( 2020年 2月21日 vol.56 世界を良くする方法を、ビル・ゲイツさんから学ぶ 参考記事 )

インドのように急速に都市化すると下水設備が追いつかない(人口の増え具合と、下水処理の建設・管理設備)のバランスが崩れ、下水施設のない人々は近くの河川に廃棄するしか出来ないんです。

本書を読むと、それはインドに限らず我が国日本でも過去に起きたことですし(意外な事実)、イギリスのロンドンやフランスのパリでも都市化が急速に進んだ後には、人間の排泄物をそのまま道路や屋敷内にお土産として置かれた事実が書かれていました。

先ほど意外と書いた我が国日本ですら、江戸時代までは下肥を使うことで農地が肥沃になりそのおかげで排泄物に価値が見出された(かなりの現金化になった)事実があったそうですが、戦後GHQの人々が下肥で育てられた野菜を食べたくないという理由から化学肥料に切り替えられ急速に下肥の需要がなくなったことで、東京に大量の排泄物が溜まってしまう社会になった事実を丁寧に書かれていました。

このことから、筆者は下水処理を行う技術(西欧が開発した技術)が高度な文化で、下肥を利用することが下等な文化なのか?という問題定義をなされていたのです。(本当は、これ以外の排泄処理方法についても言及されていますが割愛しています)

先進国に住む人々のトイレ様式こそ、トイレの進化論の頂点という発想はいかがなものか?ということをこれでもかという具合で事例を挙げながら問題定義をし、説明されていくスタイルは西欧人の論理スタイルそのものでした。(ちなみに筆者はスチュワート・ヘンリさんというアメリカ系日本人です。文章はかなり難しい日本語も使用されて書かれているのが印象的です)

GHQの指導で化学肥料を使うことで簡単、便利になったのは事実です。

しかし、排泄物を土に還元するシステムを放棄したことで別の問題(余分なエネルギーを使って解決)していることは本当に将来にとっても有効なのか?という疑問も起こりました。

もしかしたら近い将来は下肥文化が復活するかもしれません。

下記に新しい流れが沸き起こっているのでご紹介しておきます。

前回のメルマガでお伝えできなかったことの補足として、日本のトイレメーカーであるリクシルがゲイツ財団と組んで取り組んでいるトイレ事業です。

世界の衛生問題の解決に向けて決意を新たに 参考記事

インドのトイレ事情 ―屋外排泄ゼロに向けて 参考記事

上記は リクシル のサイトより紹介しております。

我が国日本のメーカーが世界の衛生問題解決に真摯に取り組んでいる姿を知り目頭が熱くなりました。

昨年読んだ「 ファクトフルネス 」という本では、確実に世界の状況はよくなっている。思い込みをなくすべきというメッセージに「そんなもんかな〜〜」と半信半疑な部分も持っていたのですが、知識がふえるほどこのような事例は事実だと認識できるようになってきました。

本書とは関係ありませんでしたが、世界のトイレ事情は変化していることは確実です。

人間が生きていくためには避けて通れない排泄行為。

一度文化的に考察してみませんか?

新しい発見ができますよ。

今日は、この辺りで終わりにしましょう。

 

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Life100年研究所 メルマガ通信   https://www.mag2.com/m/0001685345.html

2050’s 哲学の源   https://www.mag2.com/m/0001690175.html

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