zozo(ゾゾ)は、まだキャズムを超えていなかった!!!

 

みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 キャズム 単行本 」です。

 

◇◆zozo(ゾゾ)は、まだキャズムを超えていなかった!!!◆◇

 

先日読んだ「お金の味」に「お金」を稼ぐには、マーケティングの知識が必要不可欠だという示唆がありました。そこで、マーケティングの知識を蓄えるのに本書が勧められていたので読みました。

私自身のことに役立てようと読んだのですが、最後の章を読みだしてから急に世間を騒がせたある人物を思い出してしまいました。

それが、ゾゾタウンを退任することになった前澤さんです。実は、その前澤さんこそこの大きな落とし穴に落とされた張本人だったと今になって気付きました。(2019年9月時点)

この本はハイテク市場でブレイクするには、その前段階に大きな落とし穴『キャズム」( グーグル翻訳では、chasm=割れ目 と翻訳されました)がある。その落とし穴から抜け出す処方を過去の事例から解き明かしていました。

日本のアパレル系ネット小売業では、ゾゾタウンといえばかなりの名声を得ていました。その上、ゾゾはテレビのワイドショーを通して芸能人を使ってうまく宣伝している印象すら持っていたから、うまくいっているように見えたのです。

それがここ最近「1億円お年玉キャンペーン」あたりからゾゾの雲行きが怪しく報じられるようになってきたのは記憶に新しいです。

この本を読むまでは、私も前澤さんが売り上げもアゲアゲの会社の社長だから「天狗」になっていたと思っていたんです。

しかし、この本を読んで思ったのは前澤さんの性格が「優しすぎて」、今まで一緒に働いてきたスタッフ(この場合、ゾゾのマーケティング責任者を筆頭とした)の配置転換の対応を後手後手にしてきたんじゃないかと思ってしまいました。その反面、ユニクロの柳井さんには「優しすぎる」というイメージは全くありませんもんね。(まあ、私の持つイメージですけど、、)

本来ならば、ゾゾをより大きく育てるために組織変更を断行すべき(おそらく、出資者などの周りからも色々と圧力があったと思いますが)時に、若い頃から苦楽を共にしてきたスタッフの大幅な配置転換が緩かったんじゃないかな〜〜と考えられるからです。

なぜ私がそのように考えたのかを本書から下記に引用します。

組織の変遷 開拓者から移民へ

さてここでは、財務面から目を転じて組織開発の問題を考えてみよう。そのためにはまず、キャズムの両岸に位置して互いに相容れないのはビジョナリーと実利主義者の関係ばかりでなく、ベンダーの社内にも同様の関係が発生するということを認識しなければならない。キャズムを超え、そして超えたあとに再びキャズムに落ち込まないようにするために、企業の体質を変革させる必要があるのだが、それは誰にでもできるというものではない。言ってみれば、これは企業の体質を描いた儒者から移民に変えるようなものなのだ。

社内の体質を変えるレベルにしなければ、元に戻ると喝破しているのが白人さんらしい見解です。

この章を読んで、私たち日本人が世界に比べ、いかに商売(マーケティング)思考が遅れているかを再認識してしまいました。前澤さんがキャズムを越えるために率先して過去のしがらみから脱出または脱皮し、企業体質を変える必要があったんでしょう。(もしかしたら、前澤さんはそんな「鬼」のような判断が出来ない、するくらいなら、、と考えたのかもしれません)

そんなことを考えると、私たち日本人が「自立」(もしかしたら「独立心」という方が的確かもしれません)していないから前澤さんのような本当は世界に飛び出ないといけないような人を追い込んでしまったのかもしれません。

今までお世話になった企業でも、体質が合わなくなれば自ら引く、または去るといった選択を持つべきなのにズルズルと同じところに居座ってしまう。(農耕民族だったから仕方がないと言われればそれまでですが、、キャズムを越えるのは「情」に流されてはいけないという好事例になってしまった印象です)

文明開化の後、日本は西欧化を急いでいたのですが当時の日本人(元武士階級の人たち)から白人を見ると、「どの人も商人みたいだ」(「武士の娘」参照)といった表現が多々見受けられました。

この「商人みたいだ」が、日本人の思考の根底にある間はアジアの他の国々から追い抜かれるのを待つしかないと思ってしまいます。(ソフトバンクの孫さんはもともと韓国系なので、白人さんたちの思考方法を柔軟に取り入れやすかったのかもしれません。ゾゾはヤフーグループとして再び成長する可能性が出てきてしまいました。本当は、前澤さんがその役を続けて欲しかったのですが、、、こればっかりは致し方ありません)

私たち日本人はもっと真摯に白人さんが研究してきた「マーケティング」の知識を貪欲に取り入れ、それを自分の哲学レベルに落とし込まなければならないのではないか?と今回の前澤社長退任ニュースを見て考えさせられました。

日本人が「自立」するために、「マーケティング」の知識は必要です。皆さんも、マーケティングの勉強をしませんか?

今日は、この辺りで終わりにしましょう。

 

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ジェフリー・ムーア(著)、川又 政治(翻訳)2002年

ドリームキャスト、PC98、レーザーディスクはなぜ、市場から消えたのか。すべての答えは、ハイテクの落とし穴キャズムにあった。

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★☆ (4.0)
万人受け    ★★★★☆ (4.0)
哲学的度合い  ★★★★★ (5.0)

*(注意)

(哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています)

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