音楽が認知症の人間性を呼び戻す鍵になる理由

 

みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 パーソナル・ソング 」です。

◇◆音楽が認知症の人間性を呼び戻す鍵になる理由◆◇

私のような介護の仕事に携わったことが無い人や、家族に認知症の人がいない核家族化された一般の人からすれば「認知症」という病に侵された高齢者に対して「恐ろしい」または、近寄りがたい存在なのかもしれません。

アメリカでもそのあたりの皮膚感覚は同じみたいで、今や認知症になった高齢者、ALSなどの病気になった人たちは介護施設に入所する制度になっているそうです。

そんな中で、施設に入所された人たちは「家に帰りたい」という帰宅願望を心の奥底に持っていてその思いが「徘徊」という行為を引き起こしている様は世界共通なんだなという印象を持ちました。

そんなアメリカの介護や福祉の世界で、「音楽療法」を行なって入所者の「認知症」対策に乗り出している人々のドキュメンタリーがこの映画「 パーソナル・ソング 」です。

この作品は、介護や医療、福祉の仕事をしている人はもちろん、それ以外の人たちにも是非とも観ていただきたい作品です。

「認知症」になり、「生きる屍」のようになった状態の老人が、若い頃好きだった音楽をヘッドホンを通して聴くことで急に覚醒し一緒に歌いだす様は、音楽が人間にとっていかに重要な存在であるかを認識させるのに十分な事実を示してくれました。(音楽療法の効果の凄さをまざまざと見せつけてくれました)

ただ、この作品でも訴えていましたが、一部の人々も音楽療法の効果は認識しているんです。それでも「医療行為」にしようという動きにはならず「医療の補完的な役割としての認識」しかなっていないそうです。

「薬」より安全な「音楽療法」を少しでも多くの人々や介護施設に知ってもらおうと奮闘するダン・コーエンさんたちの活動をたまたまユーチューブにアップした若者のおかげで支援の輪が広がって、介護の現場の状況を世に知らしめた効果は大きいです。

テクノロジーが人間の仕事を奪うと私たち中高年は恐れてしまいますが、逆にテクノロジーのお陰で支援の輪も広がっている様をみると、物事には「良い面」と「悪い面」の二面性があるのかとしみじみ感じてしまいました。

人間も若い頃は楽しく過ごすのですが、年を重ねて時代についていけなくなり次第に孤立して認知症になると社会の厄介者としてますます隅に追いやられてしまう姿をみると悲しくなってしまいますが、この作品に出てくる老婆のように「音楽」を聴いただけで、生き生きと活気付き最後にはダンスまでしてしまったところを見ると人間にとって生きる活力を奪ってしまうから、認知症が深刻化してしまうのではないかと考えさせられました。

この作品でも、「鼓動」が心臓を形成していく様から「音楽」や「リズム」というのは人間の遺伝子レベルにまで関係があるのではないかと問いかけていましたが、本当にそうなんじゃ無いかと私も共感してしまいました。

最後に、もし私が認知症になってきた時のパーソナルソングとして嫁さんにリクエストしたのはマイケル・ジャクソンの「スリラー」です。

この音楽を聴いて踊りたいとリクエストしておきました。(下記参照)

私のような1980年代に少年時代を過ごした人なら共感してもらえる音楽だと思います。いかがでしょうか?

音楽が人生を豊かにすることを認識できる素晴らしい映画です。超オススメしますよ。

今日は、この辺りで終わりにしましょう。

 

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2014年

監督は90歳の老女に問いかける。「あなたはどんな子供だった?」「まったく思い出せないわ」「何を思い出せないの?」「若いころにどう過ごしていたのかが全く思い出せないわ」

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★★ (5.0)
万人受け    ★★★★★ (5.0)
哲学的度合い  ★★★★★ (5.0)

*(注意)

(哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています)

 

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では、またお逢いしましょう。

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