他人の評価なんか興味がない!!

みなさん、こんにちは。
「 二ツ星の料理人(字幕版) 」を観ました。
2016年の作品です。
ブラッドリー・クーパー, シエナ・ミラー, ダニエル・ブリュールさんが出演されております。
◇◆フランス料理人って意外にパンクだ!◆◇
この作品、フランス料理の厨房での出来事を扱っているのですがそこに登場する人物たちは、以外にパンク的といいますか、言動や行動が激しいんです。モノや食材を投げるという、「もったいない」精神の日本人ではありえない(漫画「美味しんぼの海原雄山みたいな設定」)ですが、まあ美学を追求する人達というのは、このようなかなりエゴの強い人たちが多いのかもしれないという印象を持ちました。
自分がこだわっている仕事を追求する姿勢は大いに参考になります。しかも昼夜を問わず、激務に励んでいる設定です。日本のブラック企業も真っ青な時間設定を登場人物たちの会話から伺えます。
アメリカ映画なのに、舞台がイギリスという設定だったのは意外でした。てっきり、イギリス映画だとばかり勘違いして観ていました。ググるまで、イギリス映画だと思っていましたから。
私なんか、この作品を観てイギリス観光に憧れました。(だから最近では、英語の勉強も始めました)というのも、イギリスの風景が所々挿絵として挿入されているんです。伝統とモダンが融合された街並みが観る者を映画の世界観に誘ってくれます。こんな風景観たら行ってみたくなりますよ。
◇◆作品の説明◆◇
シェフとしては最高だが、人間的には欠点だらけの二ツ星の料理人アダム(ブラッドリー・クーパー)は、問題を起こしてパリから逃げ出す。死んだと噂されて3年、復活をかけたアダムは、かつてのオーナーの息子トニー(ダニエル・ブリュール)がロンドンに開くフレンチレストランを訪ね、強引にシェフの座に就く。「三ツ星をとって世界一になる」と誓い、パリ時代の同僚ミシェル(オマール・シー)やヘッドハンティングした女性シェフのエレーヌ(シエナ・ミラー)ら才能溢れるスタッフを集めるが、初日からやりたい放題、開店早々店を危機に立たせてしまう―。
筆者のお勧め度は、下記の通りです。
お勧め度
総合ランク ★★★★☆ (4.0)
万人受け ★★★★☆ (4.0)
哲学的度合い ★★★★☆ (4.0)
*(注意)
哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。
今まで料理を題材にした映画を観てきて、「これはハズレだった」という経験はあまりありませんでした。だからこそ、料理モノの映画だったから期待して観たんです。
印象として、この作品も全体としてよくできております。
ただ、わが身本意な主人公の料理人に「コイツ、大丈夫か?」と思いながら観ていたのですが、作品の最期の方で「チームで最高の料理を出す」という姿勢に変わったおかげで、良い終わり方をしてくれました。
あくまで、評価にこだわるという姿勢だったら灰汁の強い映画に成り下がっていたかもしれません。ミシュランの評価の追求に追われ過ぎていた主人公だったんですが、最期に仲間と一緒に「まかない食」を囲むシーンで終わったは最高の締め方だと思えました。
料理(外食産業)に興味のある方は、ぜひ観ていただきたい映画です。シェフだからといって、いつまでもエラソーにしては人が付いてこないという哲学的メッセージがあります。
では、またお逢いしましょう。
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本記事(2018年11月 8日 note 投稿記事を本ブログに転載しています。 本記事は予告なく有料記事になります。 その際、引き続きお読みいただく場合は会員登録をお願いいたします。
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