制度を壊す方法のアイデアとは:さよなら、ハイスクール (1) Kindle版を読んで
みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。
今回ご紹介する作品は、「 さよなら、ハイスクール (1) Kindle版 」です。
◇◆制度を壊す方法のアイデアとは◆◇
僕たちの時代(30年くらい前)だと、スクールカーストの上位者って「ヤンキー」と呼ばれる不良グループたちが仕切っていました。
でも、そんな言葉は僕たちの頃にはなかっただけで、この漫画で描かれているように集団においてそのような空気はありました。
この上位者の空気を読むっていうのは日本特有だと僕は思い込んでいました。
でも、以外にアメリカでもそんな空気があると教えてくれたのがカリスマ的な映画「バックトゥザフューチャー」です。
この映画で、マイケル・J・フォックス演じるマーティの父親が、スクールカーストの下位者だったんです。でも、マーティが陰ながら応援することで憧れだった女性と結ばれるという物語を観て、「いつかは俺も憧れの女の子とXXXXな仲になってやると」心に誓ったことを思い出しました。
「自分には無理」という思い込みをこの映画が壊してくれたんです。父親がこの映画のダビングテープを買ってくれて、当時何回もビデオを観たことを思い出しました。(確か中学生くらい。自分も思春期だったし、映画の内容もアメリカの高校生の設定だったので、自然にアメリカ人のような生活を憧れました)
この映画のおかげで、高校生になったら「俺もはじけるぞ~~」と胸に希望をもって進学出来たのは自分としては非常に良い経験を得ることが出来ました。
高校生の頃に付き合った彼女はいませんでしたが、学生生活を前向きに楽しめた経権は良き思い出になっています。
「スクールカーストをぶっ壊す」というテーマのこの漫画、非常に応用範囲が広いのでないでしょうか?。ただ、この1巻ではまだ物語の結論に至っていないので中途半端な書評になってしまいますが、主人公の朝倉が今後どの様に心の成長を果たすのか目が離せないです。
日本の会社でも、ヒエラルキーのおかげで非生産的な状況が続いています。このマンガを参考に日本社会の鬱屈した社会状況を壊すアイデアを見つけました。
しかし、このヒエラルキーを利用して美味しい汁を吸っている輩たちが日本社会の鬱屈した雰囲気を醸し出しています。
その一つが、企業を牛耳っている人間と付き合い陰で支配をしている輩たちです。大企業なら困難かもしれませんが、中小企業ならこの作戦けっこう使えまるんです。そもそも、中小企業は人材が少ないのでオーナーやその周りの人間に優秀と思ってもらえれば結構美味しい汁を吸える立場になれます。それを利用している輩が多すぎるんです。
主人公朝倉のように、その輩たちの懐に飛び込んでしまう。そこから自分の目指す企業の在り方を模索してみるというのも面白い生き方なのかもしれません。
このマンガの続きを読んで、朝倉がどの様に変わるのか次回も追跡報告します。
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森もり子(著)2016年
内容紹介
スクールカースト最底辺の高校生、朝倉は文化祭実行委員に任命されたことをきっかけにクラスの雰囲気と秩序の崩壊を目論み、カースト上位の美少女・伊藤マユミと付き合う計画を立てる。順調に思われたカースト崩壊計画だが、ある事件をきっかけに意外な方向へ…!? 奇想天外な学級崩壊悲喜劇、開幕!「返事をくれない彼氏を追い込んでます。」LINEスタンプで超注目のWEB作家が描く初のストーリー作品!
筆者のお勧め度は、下記の通りです。
お勧め度
総合ランク ★★★★☆ (4.0)
万人受け ★★★★☆ (4.0)
哲学的度合い ★★★★☆ (4.0)
*(注意)
(哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています)
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