変化を受け入れる処世術
みなさん、こんにちは。
「 愛のラスト・チャンス 」を観ました。
2012年の作品です。
Predrag ‘Miki’ Manojlovic, Maribel Verdú, Eduard Fernándezさんが出演されております。
◇◆イタリア・ローマが舞台と思っていたら、スペインに移っていた◆◇
イタリア・ローマが舞台の作品だと思って観ていたら、知らない内に舞台はスペイン・バレンシアに移っていました。
ローマにしては、エライ田舎やな~~と思っていたんです。しかし、会話で「スペイン語で話せ。」という所が出てきてから舞台が移っていたのに気づきました。(主人公が飛行機に乗って移動する演出が欲しいと思った私が野暮なのでしょうか?)
スペイン・バレンシアが舞台と言ってもかなりの田舎が設定されています。日本人がイメージする観光都市ではなく、普通のスペインの田舎の暮らしぶりがよく表現されていると思います。ヴィンテージな街なみ、家具、草木がすくないせいか、玄関先に鉢花を飾っているあたりがリアリティさを醸し出している印象でした。
◇◆あらすじ◆◇
イタリアの作曲家、エドアルド(ミキ・マノイロヴィッチ)は、中年の危機に直面する。エドアルドはバレンシアで休むことを決めるが、町の合唱団の担当者にされてしまう。そこでジュリア(マリベル・ベルドゥ)に出会い、彼の運命は大きく変わる。
◇◆ラテン人の人生観は見習うべきポイントなのではないか?◆◇
スペインの片田舎の設定で、ワインを嗜んだり、元軍人のじい様がでてきたりしてヘミングウェイのパロディ作品のような演出です。
それに、中高年、じい様たちが愛を求める姿は我々日本人も大いに参考にすべき生き方ではないでしょうか?(枯れてはいけないんだよというテーマも感じました)
◇◆いくつになっても、変化を恐れてはいけない◆◇
最期に、何の取り柄もないと言っていた女性が自分の秘められた歌唱力を引き延ばして、ショーで歌う姿を観たときに自分が得意な事、好きな事を極めればおのずと結果につながるというメッセージを感じました。
そういう意味では、この作品は中高年の方たちこそ観るべき作品だと思います。
筆者のお勧め度は、下記の通りです。
お勧め度
総合ランク ★★★☆☆ (3.0)
万人受け ★★★☆☆ (3.0)
哲学的度合い ★★★★★ (5.0)
*(注意)哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。
いくつになっても「あきらめてはいけない」というメッセージ、哲学は素晴らしい。この作品から学びました。
ただし、決して派手さはないのでミニシアター好きの作品であることを追記しておきます。
皆さんは、どう感じたでしょうか?
では、またお逢いしましょう。
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本記事(2018年 5月31日 note 投稿記事を本ブログに転載しています。
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