国民に、「誇り」を与えたサッカー選手:映画「 ペレ 伝説の誕生(字幕版) 」を観て

みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 ペレ 伝説の誕生(字幕版) 」です。

2016年の作品です。

ケヴィン・デ・バウラ, ディエゴ・ボネータ, コルム・ミーニイさんが出演されております。

◇◆国民に誇りを取り戻したサッカー選手◆◇

私、実はサッカーに詳しくないんです。

しかし、「ペレ選手」という名前は聞いたことがありました。ド素人の私ですら、知っている(名前は)ので巷ではかなり有名なんだろうな~という軽いノリで今回の作品を観ました。

ブラジル出身の選手、しかも貧困層から成功を収めたというだけでは無かったんですね。17歳という若さでありながら、決してサッカーの英才教育を受けてきたわけではなかった。もちろん、指導した父親はサッカーのプロにまでなった男でしたが、彼を指導する時期は脚が故障していました。その父親も、病院の清掃作業員というブラジルでも低賃金で差別的な待遇を受けている立場でした。しかも、ペレもその仕事に同じように従事しながらサッカーの練習(休憩時間に)をしていました。練習に使っていたのはボールではなくマンゴー(日本では、高級果物の扱いですが、、、ブラジルではキンカンのような存在なんですかね?)をボールに見立てて行っていました。

このような待遇で過ごした少年が、親元を離れてたった18カ月でワールドカップ優勝に導く選手になるなんて誰が想像できるでしょうか?しかも、18カ月ブラジル代表チームにいたといっても、そのほとんどは下位チームにいて本人も直前になるまで代表メンバーになれるとは思っていなかったみたいです。

「ペレ」という名前も本名ではなく、偶然の名前というのはさらに驚きました。「ビレ」という名前のゴールキーパーを「ペレ」と勘違いして呼んでしまい、それをバカにされたことがきっかけになってしまったという本人としては当初は受け入れがたかったみたいです。しかも、この呼称が事情を知らない人たちに受けてしまったというのも皮肉なものです。この辺りの物語も、ある種人間的な側面を与えているのかもしれません。

ボクシング選手が貧困層から這い上がって成功するという話はよく物語として語られます。サッカーの場合、ペレ選手がその代表格なんでしょう。

しかし、この作品で特に推奨すべき点は、ペレ選手の「ジンガ」というブラジルサッカー独特のスタイルを押し通したことです。しかも、そのことで結果(優勝)を出せたのが本当に良かったです。

なぜなら、このプレースタイルが悪運の原因かのように思われていたからです。ブラジルが「ワールドカップ」に優勝できないと監督以下ほかの選手までがそう思い込んでいたからです。ただペレ選手とその父親以外は、「ジンガ」こそブラジルスタイルだと思っていました。

そんなおのれに不利な環境でありながら、17歳という若さで、自分を信じてブラジル人特有のプレースタイルを大事な試合直前で取り入れて優勝してしまったという所が、彼を伝説のヒーローに導いた要因だと考えるんです。

やはり、伝説と呼ばれる人たちは努力以上の神がかり的な環境を導いてしまうんでしょうか。

このプレースタイルでの優勝経験で、ブラジルサッカーのスタイルが世界に認められ現在に至っているそうです。「ジンガ」というのは、ブラジルの格闘技「カポエラ」をルーツにしているそうなので、よりブラジルの人たちの精神的支柱の一つみたいです。だからこそ、そのスタイルで優勝したというのはブラジルの人たちの「誇り」に繋がっています。

ブラジルをサッカー王国へと変貌させ、サッカーの王様と呼ばれた“ペレ”。そのプレーは戦争すら停戦させ、彼の背番号“10”はエースナンバーの象徴となった。1958年、スウェーデンW杯。わずか17歳の少年ペレは崩壊寸前の母国ブラジル代表を救い、世界の頂点へと導いた。スラムしか知らない少年がプロチームに入団してからわずか18か月後、なぜ彼は世界を変えることが出来たのか?父との約束、母の愛、そして全国民の期待を背負い、ペレが選んだ絶望を希望に変える“禁じられた切り札”とは?

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★★ (5.0)
万人受け    ★★★★☆ (4.0)
哲学的度合い  ★★★★★ (5.0)

*(注意)

(哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。)

スポーツは、戦争の代理だとよく言われます。ましてや、「サッカーワールドカップ」といえば国と国の対抗戦になっているので、より愛国心を煽る形がとられています。そんな環境で、選手は闘っているのかと思うと一般ピープルの私なんか「大変だな~~~」と単純に思ってしまいます。(代表選手のみなさん、ほんとゴメンナサイという感じです)

選手も大変ですが、家族もかなり心配するんだなと改めて知りました。特に「ケガ」への心配というのは、選手以上だろうなと思ってしまいました。そんな家族のケアも本当は必要なのかもしれません。スポーツ選手の家族をサポートする組織があるとスポーツ産業もより発展するのかもしれません。

では、またお逢いしましょう。

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