日本が民主主義の国で本当に良かったと認識した理由:映画 「南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-(字幕版)」を観て

みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-(字幕版) 」です。

2013年の作品です。

モハメド・”アンニ”・ナシード, アーメド・ナシーム, モハメド・アスラムさんが出演されております。

◇◆愛国者なのに、亡命せざるを得ない非常な現実◆◇

今回ご紹介する作品は、モルディブの大統領になった男の闘いの物語でした。

実は、私はモルディブという国を初めて知りました。新婚旅行などに行くリゾート地というのもこの映画を観て初めて知ったくらいなので、この国に関する知識はゼロでした。

しかも、こんなリゾート地でありながら過去に独裁政治が行われていたというのを知った時はかなり衝撃を受けました。しかも、イスラム社会というのも更に驚かされました。(ドキュメンタリー映画の良さは自分の知識の少なさを再認識させてくれる点が良いです)

映画の主人公である、元モルディブ大統領モハメド・ナシード氏は、投獄もされたことのある人です。しかも、ナシード氏が政治活動をしたことで初めて民主的に大統領選挙が行われたこと。そして、その後大統領に就任したことを知りました。この時は、モルディブ国民の民主化運動が実って本当に良かったと思いました。(現在は、前の政権の異母弟が大統領になってしまったので、独裁政権と変わらないかもしれません。また、ナシード氏は、イギリスに亡命されています)

映画の主テーマが、地球温暖化によって海面水位が上昇するモルディブがこの問題に対処しなければ、海に沈んでしまうという事に危機感をもったナシード氏が、その危機を世界に発信して世界(COP15)で地球温暖化抑制への合意を働きかける奮闘が観る者を熱くさせました。

モルディブ国民が安全に住めるように、子供や孫の世代が環境難民にならないように精力的に働くさまを観て、日本の江戸時代から明治時代に移り変わった日本の政治家たちを思い浮かべてしまいました。己の私利私欲より、愛国のために働くという姿勢は、今の日本の政治家たちに最も欠けている思想です。

ナシード氏は、祖国を思って投獄もされ民主主義を取り入れて、なお自国の問題である海面水位の上昇に対する対策として世界に温暖化抑止(温暖化が海面水位の上昇の原因かどうかの因果関係をここで論ずるのは本テーマに関しては止めておきます)を訴えるという行動を実際に行ってきた人物なのに、前政権の一族とその仲間たちによって祖国を追い出される羽目に合いました。

私達日本人のように民主主義が当然の空気の中で生きている人間には当たり前のことでも、独裁政権で生きてきた人たちとは思考、思想、文化が簡単に受け容れられないことなのかもしれません。ナシード氏が亡命せざるを得なくなって、モルディブの将来にとって非常に残念だと思いました。

ジョン・シェンク監督作品『南の島の大統領――沈みゆくモルディブ』は、モルディブのモハメド・ナシード元大統領のある一年間を描いた物語である。当時彼は、今まで世界の他のどんなリーダーが経験したよりも大きな問題に直面していた――

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★☆ (4.0)
万人受け    ★★★☆☆ (3.0)
哲学的度合い  ★★★★★ (5.0)

*(注意)

哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。

この作品からは、多くの事が得られました。

民主主義という制度は、独裁政権より素晴らしい。しかし、独裁政権で美味しい思いをした支配階級にとっては都合の悪い制度である。

民主主義は、国民が一丸になって維持していく必要がある。(民主主義は空気ではないという事がよくわかりました)

独裁政権時代に、イギリス留学した経験のある人が民主主義を取り入れても失敗してしまう現実。これが、観終わった後に知ってより衝撃を受けました。現実は、こんなに無慈悲な結果をもたらすのかと、、、。

日本が民主主義の国で本当に良かった。このことを真摯に受け止めて、民主主義の良い点を今後も謳歌して生きて生きます。

では、またお逢いしましょう。

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