アメリカからサウディアラビアへのメッセージなのか?:映画「王様のためのホログラム」を観て

みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 王様のためのホログラム(字幕版)」です。

2016年の作品です。

トム・ハンクスアレクサンダー・ブラックサリタ・チョウドリーさんが出演されております。

◇◆サウディアラビア文化を理解する必要がある◆◇

今回の作品、非常に奥が深い、いや深すぎます。日本人がポケ~~と観るにはかなり敷居が高い印象があります。

まず、サウディアラビアなどの中東の文化があまり日本では馴染みがない。ブログを書こうと張り切ってググってみてもピンとくる情報がなかなか得られませんでした。

どうやら、この物語も異文化に戸惑いを持ちながら商談にきた中年男性というのが一つのテーマになっているようです。

『HOMELAND』サリタ・チョウドリー、トム・ハンクスをメロメロに!『王様のためのホログラム』

Read more: https://www.excite.co.jp/News/world_ent/20170131/Dramanavi_033635.html?_p=2#ixzz5TaJUZA1e

また、物語の重要人物を演じている2人の俳優さんの情報も少ないです。

サリタ・チョウドリーさんとアレク・サンダーブラック氏ともに日本での情報が少な目なのも私としては悶々としてしまうところもあります。

しかし、そのような事を踏まえて改めて今回の作品について考察してみると、不思議なことに中東を理解することの秘訣がなんとなくわかったような気がしてきました。

まず、焦らない。

文化が違うと、改めて再認識する必要があります。しかも、サウディアラビアでは、以前は女性と男性が同じ職場で働くということもご法度らしかったです。

この作品では、受付嬢がアラブ女性になっていますが恐らくこれは、2018年ころからなので本作が2016年を鑑みるとどこまで真実かはわかりかねますが、本作はアメリカ人がサウディアラビアに欧米化を訴えるメッセージ作品としての色合いが濃い作品なのではないか?と私は考えております。

サウジアラビア女性が結婚恋愛でハッピーに!運転や仕事の禁止生活が解禁に

物語が97分と現代人が我慢できる120分の壁を意識している点も評価が上がるポイントです。その為、物語の内容が少し支離滅裂な印象もあります。しかし、この作品がアメリカからアラブ圏へのメッセージ作品だと割り切ればかなり哲学的な要素の高い作品だとおもいます。

立派な車もステキな家も美しい妻も、煙のように消えてしまった。すべてを失くした男の名はアラン。大手自転車メーカーの取締役だったが、業績悪化の責任を問われ解任されたのだ。愛する娘の養育費を払うためにIT業界に転職し、一発逆転をかけて地球の裏側、はるばるサウジアラビアの国王に最先端の映像装置<3Dホログラム>を売りに行く。ところが砂漠に到着すると、オフィスはただのボロテントでエアコンも壊れ、Wi-Fiもつながらなければランチを食べる店さえない。抗議したくても担当者はいつも不在(居留守かも?)、プレゼン相手の国王がいつ現れるのかもわからない。上司からはプレッシャーをかけられ、ついには体も悲鳴をあげる。追いつめられたアランを助けてくれたのは、予想もしない人物だった・・・。

というのも、

①サウディアラビアで独立運動をアメリカは支援するか?

②サウディアラビア女性医師が、急病だからといってアメリカ人のホテルに往診するか?

③サウディアラビア女性が離婚出来るのか?

④サウディアラビア女性が、アメリカ人男性と海で一緒に泳ぐ

⑤サウディアラビア女性とアメリカ人男性が現地(サウディアラビア)で再婚出来るのか?

⑥サウディアラビアでアルコールは飲めるのか?

⑦チャイナマネーによるアメリカや中東の開発への批判

という疑問をかなり投げつけてきています。しかも、それをコメディ風にしているので視聴者としても映画の世界観に入りやすく、かなり観やすい内容に仕上がっています。

本作は、意図的に中東圏に映画としてメッセージを投げかけていると考えられます。それに対して、中東からの批判の記事が見受けられないところをみると、日本人が想像している以上に欧米の思想が中東でも受け入れられているのかもしれません。

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★☆ (4.0)
万人受け    ★★★☆☆ (3.0)
哲学的度合い  ★★★★★ (5.0)

*(注意)

哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。

今回の作品の後半で、サウディアラビア女性とトム・ハンクス氏がメールでやり取りするシーンは、「ユー・ガット・メール」を彷彿させて、観ている私も思わずクスッと笑ってしまいました。ノスタルジーに浸ってしまいました。

みなさんは、どう感じられましたか?

では、またお逢いしましょう。

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