人間には、腐れ縁が大事である:映画「幸せになるための5秒間」を観て

みなさん、こんにちは。人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 幸せになるための5秒間(字幕版)」です。

2018年の作品です。

ピアース・ブロスナンイモージェン・プーツトニ・コレットさんが出演されております。

◇◆自殺をきっかけに知り合った人々の物語◆◇

今回の作品、かなりお勧めします。

自殺という物騒なテーマにしながらも、最期は心温まる展開にしているのが私的には良かったです。

日本でも、自殺 名所 なんかでググればかなりの情報が上がってきます。この物語も、そんな自殺の名所のビルの屋上で出会った4人の腐れ縁をコメディに物語を形作っております。

しかし、コメディとしながらも自殺をしようとした主人公たちの、そこに至った過程はもちろん様々であった様子も描かれ、「そういう事情なら、心が折れてしまうよね。そんな時に、ふと自殺を考え行動してしまうのかも」と考えさせられました。

日本も自殺が多いという記事を以前読んだことがあるのでこれを調べてみました。

警察庁 平成29年中における自殺の状況

から、平成29年では、約2万人の方々が自殺で亡くなっています。

また、世界の自殺率を調べてみると、

日本は18位、イギリスは91位(この映画の制作国)という事が判明しました。(国の自殺率リスト―ウィキペディア)

自殺を思い止まらせる映画を創った国(今回はイギリス)よりも、自殺の多い国(日本)という図式はあまりにもシュールすぎるのではないでしょうか?

ロンドンの大晦日の夜、自殺の名所と言われる高層ビルに、スキャンダルにより全てを失った元テレビ番組の司会者、息子の介護に疲れ切った母親、失恋に躍起になった美大生、夢破れたバンドマンが偶然鉢合わせる。4人は人生に絶望しながらも、バレンタインまで生きてみようと約束するが…。

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★☆ (4.0)
万人受け    ★★★☆☆ (3.0)
哲学的度合い  ★★★★★ (5.0)

*(注意)

哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。

◇◆人には、腐れ縁が大事◆◇

自殺に至る原因は、色々な要素が複合的に絡んでいると「警察庁」も発表しています。しかし、先進国の中での自殺率の高さは日本では異常に高いと判断せざるを得ないのは事実だと思います。

日本政府(厚生労働省)も自殺防止に取り組んでおります。

自殺対策について

しかし、政府だけの問題ではなく日本社会ももっと関心を持つべきだと考えます。貧困が話題になって久しいです。だから、自殺が増えるというのは短絡的な発想だと考えます。

この映画のお勧めするところは、偶然出会った自殺志願者がお互いに家族のような絆で自殺を防ぐ行動に出ている所です。作品の会話でも、「腐れ縁」のような言葉が出てきていました。そのような、腐れ縁がもしかしたら希薄になっているのが現代日本なのかもしれません。

思い返せば、昭和時代というのは、職場やそのほかの仲間うちでも、同僚や仲間の身の上話を知りたがる人が多かった印象があります。それが「うっとおしい」「煩わしい」と私なんかは感じていましたが、最近ではそのような事をお互いに聞き合う風潮はほとんどないのではないでしょうか?(これは、私だけがそのように感じているのかもしれませんが、、、)

そのような、関係性が希薄になった分、自殺を思いとどまらせる社会的風潮が薄くなったのかもしれません。もちろん、原因はこのような簡単なことではないかもしれません。

しかし、高齢者でも社会との絆が希薄になるほど社会活動が低下し、ひいては孤独死に至るそうです。

そのように、考えれば人付き合いはめんどくさい反面、社会との関わりの始めの一歩と言えるでしょう。

私たち現代日本人は、もう少し気楽に人付き合いを構築する必要性を認識しました。みなさんは、気楽にバカが言える身近な人がいますか?(これも腐れ縁の一つと言っていいでしょう)

まずは、職場なり学校の仲間など見直してみませんか?そうすれば、もっと楽しく人生が過ごせるようになるかもしれません。

では、またお逢いしましょう。

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